片跛（読み）カタチンバ

デジタル大辞泉

かた‐ちんば【片^×跛】

［名・形動］
１ 対であるべきものがそろっていないこと。また、そのさま。「靴を片跛に履く」
２ 片方の足が不自由なこと。また、そのさま。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

かた‐ちんば【片跛】

〘名〙

① (形動) 履物が左右ふぞろいであること。転じて、対(つい)になるようなものの一方が他方とそろっていないことをいった。

※洒落本・遊子方言（1770）発「草履を片ちんばにはき、かけ出しそうにする」

② 片方の足が不自由なことをいった語。〔和英語林集成（初版）（1867）〕

かた‐びっこ【片跛】

〘名〙 ＝かたちんば（片跛）

※地を潤すもの（1976）〈曾野綾子〉六「三小隊のうち一小隊は徒歩、という片びっこの編成ができたところもあった」

出典　精選版 日本国語大辞典