牛部屋(読み)ウシベヤ

デジタル大辞泉 「牛部屋」の意味・読み・例文・類語

うし‐べや【牛部屋】

牛小屋
「―に蚊の声くらき残暑かな/芭蕉」〈三冊子・赤双紙〉
遊戯具の十六六指じゅうろくむさし盤面で、三角形の突き出している部分

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「牛部屋」の意味・読み・例文・類語

うし‐べや【牛部屋】

〘名〙
※俳諧・類船集(1676)安「芥(あくた)〈略〉牛部屋はこえをふまするとて、いくらもあくたを入をく事也」
② 遊戯具「十六むさし」の盤の三角になっている部分。
随筆・嬉遊笑覧(1830)四下「今その盤の三角なる処を牛部屋といふ」

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