物の節（読み）モノノフシ

デジタル大辞泉「物の節」の意味・読み・例文・類語

近衛府の舎人とねりで、特に雅楽に長じた者。春日祭・賀茂祭などに奉仕した。
「―ら、ひきて参りたり」〈宇津保・祭の使〉

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近衛府に属し、特に音楽の技に長じた者が選ばれ、任命される役名。

※九暦‐逸文・天慶九年（946）四月二八日「仍下官赴西廊、差陣物節」

※源氏（1001‐14頃）松風「近衛づかさの名高き舎人、もののふしどもなどさぶらふに」

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