物品役務相互提供協定(読み)ブッピンエキムソウゴテイキョウキョウテイ(英語表記)Acquisition and Cross-Servicing Agreement; ACSA

デジタル大辞泉 「物品役務相互提供協定」の意味・読み・例文・類語

ぶっぴんえきむそうごていきょう‐きょうてい〔ブツピンエキムサウゴテイキヨウケフテイ〕【物品役務相互提供協定】

アクサ(ACSA)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「物品役務相互提供協定」の意味・わかりやすい解説

物品役務相互提供協定
ぶっぴんえきむそうごていきょうきょうてい
Acquisition and Cross-Servicing Agreement; ACSA

アメリカ合衆国と同盟国との間で必要な物品役務を相互に提供し合えるように規定する協定。略称アクサ。日米間では 1996年6月に日米物品役務相互提供協定(日本国の自衛隊とアメリカ合衆国軍隊との間における後方支援,物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定)が締結された。自衛隊とアメリカ軍の間で一方が物品や役務を要請した場合,他方は提供ができるとされる。提供の対象となる物品は食料,水,燃料被服,部品,弾薬などであり,役務は宿泊,空輸を含む輸送,通信,衛生業務,施設の利用,訓練業務,修理・整備,空港・港湾業務など。協定の対象となる状況は,日米共同訓練や平和維持活動 PKO,災害派遣,邦人輸送,国際緊急援助活動(→国際緊急援助隊),周辺事態(→重要影響事態安全確保法),武力攻撃事態武力攻撃予測事態(→武力攻撃・存立危機事態法)など。弾薬の提供は武力攻撃事態と武力攻撃予測事態の場合に限定される。

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