特別多数主義(読み)とくべつたすうしゅぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「特別多数主義」の意味・わかりやすい解説

特別多数主義
とくべつたすうしゅぎ

会議の意思決定方法の一つで,3分の2とか4分の3というように,出席者ないし構成員の過半数よりも多い特定の数を基準にして会議の意思とするものをいう。少数者保護とか決定事項の重要性などにかんがみ採用される。日本国憲法憲法改正発議について,各議院の総議員の3分の2以上の賛成を要求している (96条) のはその一例である。 (→絶対多数主義 , 相対多数主義 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android