世界大百科事典(旧版)内の特鐘の言及
【鐘∥鉦】より
…側面から見た〈鐘〉の形状は半円形,半楕円形,三角形,矩形などに近いものがあり,また,花をかたどったり動物などの象徴的な飾りをつけた〈鐘〉も少なくない。
[アジア]
現在一般に鐘と称されている大型のものは,前1000年ころまでに最も鋳造技術の進んでいた中国で作られたのが始まりで,周代には既に一定の音高に調律された鐘(しよう)が楽器(特鐘,編鐘)として典礼音楽の中に取り入れられるようになっていた。インドでは前6世紀ころからヒンドゥー教で小型の鈴(れい)は音楽に,蓮の花をかたどった大型の鐘は寺院の入口につり下げられて使用されたといわれている。…
※「特鐘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」