犬子・犬児・狗(読み)えのころ

精選版 日本国語大辞典 「犬子・犬児・狗」の意味・読み・例文・類語

えのこ‐ろ ゑのこ‥【犬子・犬児・狗】

〘名〙
※虎明本狂言・成上り(室町末‐近世初)「ゑのころがおや犬になるはぢぢゃうで御ざ有」
田舎教師(1909)〈田山花袋五六「えのころ、おひしば、ひよどりさう」

え‐の‐こ ゑ‥【犬子・犬児・狗】

〘名〙 犬の子。小犬。いぬころ。えのころ。えのこいぬ。
平家(13C前)一二「白いゑのこの走り出でたるをとらんとて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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