状箱(読み)じょうばこ

精選版 日本国語大辞典 「状箱」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ばこ ジャウ‥【状箱】

〘名〙 書状を入れ、使者に持たせてやる小箱江戸時代には男子用と女子用の二種あり、男子用のものは遠距離用の白木製のものと、市内近距離用の欅材製のものがあり、女子用のものは文箱(ふばこ)といった。
甲陽軍鑑(17C初)品三三「其上今一人の人御意を得、状箱(バコ)の蓋にいづれの国郡書付を見て」
俳諧続猿蓑(1698)上「状箱を駿河の飛脚請とりて〈沾圃〉 まだ七つにはならぬ日の影〈里圃〉」

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デジタル大辞泉 「状箱」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ばこ〔ジヤウ‐〕【状箱】

手紙書類などを入れておく箱。ふばこ。
昔、書状を入れて使いに持たせた、木製の箱。ふばこ。

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