狐狼(読み)ころう

精選版 日本国語大辞典 「狐狼」の意味・読み・例文・類語

こ‐ろう ‥ラウ【狐狼】

〘名〙
キツネオオカミ。キツネやオオカミ。
平家(13C前)二「竹林精舎、給孤(ぎっこ)独園も、此比は狐狼野干の栖(すみか)となって、礎(いしずゑ)のみや残るらん」
② ずるくて害心ある者をたとえていう語。
※読本・昔話稲妻表紙(1806)一「花の都狐狼(コラウ)の伏土とならんこと遠からじ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「狐狼」の意味・読み・例文・類語

こ‐ろう〔‐ラウ〕【××狼】

キツネとオオカミ。
ずるくて、害心を抱く者のたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android