狩人・猟人(読み)かりびと

精選版 日本国語大辞典 「狩人・猟人」の意味・読み・例文・類語

かり‐びと【狩人・猟人】

〘名〙
① 狩のとき、獲物を追いたてる人。勢子(せこ)猟夫(さつお)
書紀(720)雄略五年二月(図書寮本訓)「逐はれたる嗔猪(いかりゐ)、草の中より暴(あからさま)に出でて人を逐ふに、猟徒(カリヒト)樹に縁(のほ)り大く懼りき」
狩猟職業とする人。猟師(りょうし)。かりゅうど。
※後撰(951‐953頃)恋六・一〇〇九「かり人のたづぬる鹿はいなひ野にあはでのみこそあらまほしけれ〈よみ人しらず〉」

かりゅうど かりうど【狩人・猟人】

〘名〙 野や山で鳥獣を捕えるのを職業とする人。《季・冬》 〔運歩色葉(1548)〕
狂言記鹿狩(1660)「左近三郎と申狩人(カリウト)御ざる」

かり‐うど【狩人・猟人】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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