狩野之信(読み)かのう ゆきのぶ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「狩野之信」の解説

狩野之信 かのう-ゆきのぶ

?-? 戦国時代画家
狩野正信次男狩野元信の弟。作品は山水・人物・花鳥画にわたり,代表作に「松に麝香猫図屏風(びょうぶ)」などがある。その画風元信に近似すると評されたが,早世したといわれる。通称雅楽助(うたのすけ)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「狩野之信」の意味・わかりやすい解説

狩野之信
かのうゆきのぶ

狩野雅楽助」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の狩野之信の言及

【耕織図】より

…この図は宋の劉松年や梁楷,元の程棨(ていけい)らの名に託して何種類も流布した。日本にも室町時代に伝わり,狩野之信(ゆきのぶ)はじめ障壁画の題材とされ,1676年(延宝4)狩野永納の模刻本もできた。清の康熙帝は,宮廷画家焦秉貞(しようへいてい)に命じ,西洋画風の遠近法をとりいれた,それぞれ23景の耕図,織図をえがかせ,御製の七言詩も加えて1689年(康熙28)に《佩文斎(はいぶんさい)耕織図》として刊行した。…

※「狩野之信」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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