独任制(読み)どくにんせい

精選版 日本国語大辞典 「独任制」の意味・読み・例文・類語

どくにん‐せい【独任制】

〘名〙 行政官庁などがひとりの者によって構成されている制度各省大臣都道府県知事、税務署長などの類。⇔合議制

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デジタル大辞泉 「独任制」の意味・読み・例文・類語

どくにん‐せい【独任制】

行政機関一人の者で構成される制度。各省大臣・都道府県知事など。単独制。⇔合議制

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「独任制」の意味・わかりやすい解説

独任制
どくにんせい

組織頂点官職意志で行政機関意思が決定される制度。単独制。合議制に対する。責任が明確となり,決定が迅速に下される。他面では決定が恣意的になる危険がないわけではない。しかし,実際の行政法においては能率的で,責任の所在が明確で,上級官庁の指揮監督に服するのに適するので,行政機関は独任制をとるのが普通である。各省大臣,外局の長,税務署長,都道府県知事,市町村長などは,独任制の機関である。

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