狭隘(読み)キョウアイ

デジタル大辞泉 「狭隘」の意味・読み・例文・類語

きょう‐あい〔ケフ‐〕【狭×隘】

[名・形動]
面積などが狭くゆとりがないこと。また、そのさま。「狭隘土地
心がせまいこと。度量が小さいこと。また、そのさま。「人をれない狭隘な心」
[類語]狭量偏狭狭い狭苦しいせせこましい手狭てぜま狭小狭窄きょうさくきつい猫のひたい手狭い窮屈猫額びょうがく所狭い方寸尺寸せきすん寸土立錐の地ナロー

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精選版 日本国語大辞典 「狭隘」の意味・読み・例文・類語

きょう‐あい ケフ‥【狭隘】

〘名〙 (形動)
① 面積などがせまいこと。また、せまい所、そのさま。
蔭凉軒日録‐寛正四年(1463)八月八日「以御座狭隘之故。諷経衆各十余員被参也」
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外「皆狭隘なる陋巷のみ」 〔史記‐李斯伝〕
② 度量がせまいこと。また、そのさま。
自由之理(1872)〈中村正直訳〉二「常に教法に拘泥する狭隘粗なる人の議論なり」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉七「宣教師輩の狭隘なる感情犠牲となって」 〔荀子脩身

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普及版 字通 「狭隘」の読み・字形・画数・意味

【狭隘】きよう(けふ)あい

せまい。〔東観漢記、陰興伝〕門僕射と爲り、上(しやう)の出入に從ふ。常に小蓋を操(と)り、疾風暴雨には、左右翳(へいえい)し、泥塗狹隘には、自ら車下に投じ、袴を(ぬ)ぎ履を解く。

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