猊鼻溪(読み)げいびけい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「猊鼻溪」の意味・わかりやすい解説

猊鼻溪
げいびけい

岩手県南部,一関市にある大峡谷北上川支流の砂鉄川石灰岩層を浸食してできたもので,高さ 100mに及ぶ奇岩絶壁屏風のように並ぶ。その全長約 2km。獅子 (猊) の鼻に似た大きな岩 (石灰岩) が絶壁から垂れていることから,この名がついた。 1925年国の名勝に指定。春はフジ,夏はキキョウ,秋は紅葉が美しく,アユ,ハヤなども豊富。船で探勝できる。一ノ関駅から JR大船渡線やバスの便がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android