猛禽(読み)モウキン

デジタル大辞泉 「猛禽」の意味・読み・例文・類語

もう‐きん〔マウ‐〕【猛×禽】

肉食性質の荒々しい大形の鳥。
[類語]野鳥水鳥水禽海鳥家禽飼い鳥渡り鳥候鳥夏鳥冬鳥漂鳥留鳥旅鳥迷鳥禁鳥保護鳥益鳥害鳥雄鶏雌鳥小鳥鳴禽珍鳥始祖鳥

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「猛禽」の意味・読み・例文・類語

もう‐きん マウ‥【猛禽】

〘名〙 鳥獣類を主食とする鳥類総称。上嘴の先端鉤状に鋭く下曲し、強く曲がった鋭い爪をもち、獲物を引き裂いて食べる。この特徴をもつタカ目とフクロウ目の鳥を合わせたものの称として用いられることが多い。ただし、この両者の中には魚を主食とする種や腐肉を主食とする種もあり、小形種は大形昆虫を主食とすることが多い。また、この両者以外にも、モズ類などのように猛禽としての嘴・爪・習性をもつ鳥があり、これらをも含めていう場合もある。猛禽類猛鳥
禽獣(1933)〈川端康成〉「木と同じ猛禽(マウキン)だが、この百舌は差餌の親しみが消えないで」

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