猪苗代(読み)いなわしろ

精選版 日本国語大辞典 「猪苗代」の意味・読み・例文・類語

いなわしろ ゐなはしろ【猪苗代】

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改訂新版 世界大百科事典 「猪苗代」の意味・わかりやすい解説

猪苗代[町] (いなわしろ)

福島県北部,耶麻郡の町。人口1万5805(2010)。猪苗代湖北岸を占め,東は磐梯山,西は安達太良山,北は吾妻山系に囲まれ,裏磐梯の檜原湖などの水を集め猪苗代湖に注ぐ長瀬川下流の沖積地に耕地が開ける。中心の猪苗代は中世には猪苗代氏の亀ヶ城の城下町として発達した。亀ヶ城は近世は若松城の支城となり,若松城下から二本松,福島に至る街道の分岐点にもあたる要地であった。平たん地でも標高500mをこえるが農業は稲作が中心で,近年はトマトや,インゲン,花卉の栽培も盛ん。磐梯朝日国立公園の表玄関にあたり,第2次世界大戦後観光リゾート開発が目ざましい。JR磐越西線が通じ,磐越自動車道の猪苗代磐梯高原インターチェンジがある。沼尻,中ノ沢,横向,川上,押立などの温泉があり,スキー場も多い。磐梯山北東麓には秋元湖がある。猪苗代湖畔の長浜は湖水浴,湖上遊覧の基地で翁島港がある。会津初代藩主保科正之をまつる土津神社,野口英世生家を保存する野口記念館などもある。
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デジタル大辞泉プラス 「猪苗代」の解説

猪苗代

福島県耶麻郡猪苗代町にある道の駅。国道115号に沿う。

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