獅子吼高原(読み)ししくこうげん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「獅子吼高原」の意味・わかりやすい解説

獅子吼高原
ししくこうげん

石川県中央部、白山市(はくさんし)鶴来(つるぎ)地区にある高原。金沢市との境の後高(しりたか)山(649メートル)とその山麓を観光開発して名づけたもの。手取(てどり)川扇状地の扇頂部に位置し、扇状地の早場米地帯や日本海を望み、白山、日本アルプスも遠望できる。スキーハイキングなど四季を通じて訪客が多い。西麓(せいろく)の八幡(やはた)地区からゴンドラの便がある。県内初の本格的スキー場として開かれ、アスレチック、キャンプ、ハンググライダーにも利用される。獅子吼・手取県立自然公園に属す。

[矢ヶ崎孝雄]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の獅子吼高原の言及

【鶴来[町]】より

…繊維,機械,製材,醸造業が主産業で,酒米,種もみの産地でもある。金沢市との境にある獅子吼(ししく)高原は眺望がよく,キャンプ場,スキー場がある。北陸鉄道が通じ,金沢市への通勤者も多い。…

※「獅子吼高原」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android