獰猛(読み)どうもう

精選版 日本国語大辞典 「獰猛」の意味・読み・例文・類語

どう‐もう ダウマウ【獰猛】

〘名〙 (形動) 荒々しく強悪なこと。性質が残忍で乱暴なこと。また、そのさま。
近古史談(1864)二「有一大虎、獰猛排茅葦而進」
三四郎(1908)〈夏目漱石〉六「男の顔が甚だ獰猛(ダウマウ)に出来ている」

ねい‐もう ‥マウ【獰猛】

〘名〙 (形動) 「どうもう(獰猛)」の誤読
※亜非利加内地三十五日間空中旅行(1883‐84)〈井上勤訳〉三「獰猛(ネイモウ)たる蛮民群を成して襲撃の憂ありと雖ども」

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デジタル大辞泉 「獰猛」の意味・読み・例文・類語

どう‐もう〔ダウマウ〕【×獰猛】

[名・形動]性質が荒く乱暴であること。また、そのさま。「獰猛な顔つき」「獰猛動物
[補説]「ねいもう」は誤読。
[派生]どうもうさ[名]
[類語]狂暴凶暴凶猛獰悪激越猛悪鉄火

ねい‐もう〔‐マウ〕【×獰猛】

[名・形動]どうもう(獰猛)」の誤読。

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普及版 字通 「獰猛」の読み・字形・画数・意味

【獰猛】どうもう

凶猛。

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