玄黄(読み)げんこう

精選版 日本国語大辞典 「玄黄」の意味・読み・例文・類語

げん‐こう ‥クヮウ【玄黄】

〘名〙
① 天の色である黒と地の色である黄。また、天と地。
※続日本後紀‐承和元年(834)正月丁卯「玄黄蕭索之光、丹紫輪囷之采」 〔易経‐坤卦〕
黒色と黄色の幣帛。〔書経‐武成〕
③ (黒色の馬が病気になると黄色になるというところから) 病気の馬。〔詩経周南巻耳

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「玄黄」の意味・読み・例文・類語

げん‐こう〔‐クワウ〕【玄黄】

天の色を表す黒と、地の色を表す黄。天と地。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「玄黄」の読み・字形・画数・意味

【玄黄】げんこう(くわう)

天は黒、地は黄。天地の色。また、ものの衰え、枯れる色をいう。〔詩、周南、巻耳〕彼の高岡に陟(のぼ)れば 我が馬玄

字通「玄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android