デジタル大辞泉 「玉の緒の」の意味・読み・例文・類語 たまのお‐の〔たまのを‐〕【玉の緒の】 [枕]1 玉を通す緒の意で、その長短から「長し」「短し」、乱れたり切れたりすることから「思ひ乱る」「絶ゆ」「継ぐ」、玉が並んでいるようすから「間あひだもおかず」などにかかる。「―長き春日を」〈万・一九三六〉「―絶えたる恋の繁きこのころ」〈万・二三六六〉2 魂たまの緒の意から、「現うつし」「いのち」にかかる。「―現し心や年月の行きかはるまで妹に逢はざらむ」〈万・二七九二〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例