玉の緒(読み)タマノオ

デジタル大辞泉 「玉の緒」の意味・読み・例文・類語

たま‐の‐お〔‐を〕【玉の緒】

玉を貫き通した細ひも。また、その宝玉首飾り
初春初子はつねの今日の玉箒たまばはき手に取るからに揺らく―」〈・四四九三〉
《玉をつなぐ緒が短いところから》短いことのたとえ。
「逢ふことは―ばかり思ほえてつらき心の長く見ゆらむ」〈伊勢・三〇〉
たまの緒の意から》生命。いのち。
「―よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする」〈新古今・恋一〉
[類語]せい・しょう生命人命一命身命しんめい露命命脈息の根息の

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「玉の緒」の解説

たまのお【玉の緒】

宮城日本酒。酒名は近くにある「緒絶(おだえ)橋」に由来。精米歩合70%で仕込む本醸造酒。味わいはやや辛口。原料米は宮城県産米。蔵元の「橋平酒造店」は寛政2年(1790)創業所在地は大崎市古川七日町。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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