玉扆(読み)ギョクイ

デジタル大辞泉 「玉扆」の意味・読み・例文・類語

ぎょく‐い【玉×扆】

玉座背後に立てた屏風
「―日臨んで文鳳ぶんほう見ゆ」〈和漢朗詠・下〉
天皇御座所。玉座。
「これ御為に設けたる―にて候へば」〈太平記・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「玉扆」の意味・読み・例文・類語

ぎょく‐い【玉扆】

〘名〙 (「玉」は美称。「扆」は斧のぬいとりをした屏風) 天子の御座所の背後に立てる屏風。また、天子の御座所。玉座。
※和漢朗詠(1018頃)下「玉扆日に臨んで文鳳見ゆ、紅旗風巻いて画龍揚る〈藤原伊周〉」 〔新論‐殊好〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android