王座戦(読み)オウザセン

デジタル大辞泉 「王座戦」の意味・読み・例文・類語

おうざ‐せん〔ワウザ‐〕【王座戦】

囲碁七大タイトル戦の一。昭和28年(1953)創設。五番勝負で行われる。勝者には王座称号が与えられ、連続10期以上タイトルを獲得した棋士現役で、連続5期または通算10期獲得した棋士は現役で60歳以上に達したときまたは引退時に、名誉王座を名乗ることができる。
将棋八大タイトル戦の一。昭和28年(1953)創設。予選を勝ち抜いた棋士とタイトル保持者が五番勝負で対戦し、その勝者が王座のタイトルを獲得する。通算で10期または連続で5期以上にわたりタイトルを保持した棋士には名誉王座を名乗る資格が与えられる。

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知恵蔵mini 「王座戦」の解説

王座戦

日本経済新聞社主催による将棋の棋戦。1953年に創設された。90年から女流棋士の出場枠が設けられ、全棋士と女流棋士4名により戦われる。まず一次予選・二次予選が行われ、その勝者とシード者の計16名により「挑戦者決定トーナメント」が行われる。その勝者が、毎年9月から10月にかけて王座と五番勝負を行い、勝敗を決する。以上全ての対局で、持ち時間は各5時間(1日制)。勝者は、将棋の主要7大タイトルの一つである「王座」保持者となる。93年に羽生善治が王座となり最年少記録(22歳)を樹立。2014年までに羽生は、最長連覇(19連覇)、最年長記録(43歳)などを打ち立てている。

(2014-9-8)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「王座戦」の意味・わかりやすい解説

王座戦
おうざせん

(1) 日本経済新聞社の主催で 1953年から始められた碁のタイトル戦。その棋戦は独占的に日経新聞紙上に掲載される。第1期王座戦は橋本宇太郎8段と前田陳爾7段の間で行われ,橋本が初タイトルを手中にした。
(2) 日本経済新聞社の主催で 1953年から始められた将棋のタイトル戦。第1期王座は大山康晴

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