琉球紬(読み)リュウキュウツムギ

デジタル大辞泉 「琉球紬」の意味・読み・例文・類語

りゅうきゅう‐つむぎ〔リウキウ‐〕【×琉球×紬】

沖縄産の紬。平織りで紺地茶色の縞のものが多い。質は柔軟・堅牢けんろう久米島で産する久米島紬が有名。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「琉球紬」の意味・読み・例文・類語

りゅうきゅう‐つむぎ リウキウ‥【琉球紬】

〘名〙 琉球で産する紬。平織で、大部分は紺地の茶縞。久米島紬。
洒落本・客衆肝照子(1786)通「りうきうつむぎ小袖、かんとうしまの下着

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の琉球紬の言及

【久米島紬】より

…着尺用で沖縄県久米島産。江戸時代,1637年(寛永14)薩摩藩の属国となった琉球国が貢納布として久米島で織りはじめ,琉球紬といわれた。平織で経糸を絹,緯糸を真綿手紡糸で織ったものと,経緯とも真綿手紡糸使用のものがある。…

※「琉球紬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android