生干・生乾(読み)なまび

精選版 日本国語大辞典 「生干・生乾」の意味・読み・例文・類語

なま‐び【生干・生乾】

〘名〙 (「なま」は接頭語) 乾き方が十分でないこと。完全に乾いていないさま。また、そのもの。なま乾き。半乾き。なまぼし。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※歌舞伎・月宴升毬栗(散切お富)(1872)二幕「生干(ナマビ)でよいから濡れた着物を」

なま‐ぼし【生干・生乾】

※合類日用料理抄(1689)五「生干(ナマボシ)煎海鼠(いりこ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android