生産管理(労働)(読み)せいさんかんり

百科事典マイペディア 「生産管理(労働)」の意味・わかりやすい解説

生産管理(労働)【せいさんかんり】

労働組合使用者指揮命令を排除し,自ら生産や業務管理運営する争議行為。第1次大戦後の経済混乱期に独・伊で行われ,日本では第2次大戦直後のインフレ高進,生活物資欠乏,経営者の生産サボタージュに対抗してしばしば行われた。1950年最高裁で違法と判決されて以後はみられなくなった。
→関連項目工場占拠争議行為

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android