生田(読み)いくた

精選版 日本国語大辞典 「生田」の意味・読み・例文・類語

いくた【生田】

[1]
[一] 神戸市中央部の地名生田神社の所在地。昭和二〇年(一九四五)旧神戸区、湊東(そうとう)区を母体とした新区となったが、同五五年に葺合(ふきあい)区と合区中央区一部となる。市の政治、経済の中心地。
※後撰(951‐953頃)恋一・五三二「いくたびかいくたの浦に立ち帰る浪にわが身を打ちぬらすらん〈よみ人しらず〉」
[二] 謡曲生田敦盛(いくたあつもり)」の異称。金春流でいう。
[2] 〘名〙 「いくたりゅう(生田流)」の略。
洒落本傾城買指南所(1778)「大かなやの白妙は琴(イクタ)名人

いくた【生田】

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デジタル大辞泉 「生田」の意味・読み・例文・類語

いくた【生田】[地名]

兵庫県神戸市中央区の地名。生田神社がある。
神戸市の旧区名。現在は中央区の一部。
神奈川県川崎市多摩区の地名。近辺生田緑地がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「生田」の意味・わかりやすい解説

生田
いくた

神奈川県北東部,川崎市多摩区中部の地区多摩丘陵にあり,小田急電鉄小田原線が通る。第2次世界大戦後,明治大学専修大学などの校舎がおかれ,住宅地化も急速に進んだ。東部の桝形山には戦国時代山城の跡がある。そのふもとには生田緑地が設けられ,一画にある日本民家園は全国の古い民家を移築し,公開。江戸中期の建築物も多い。

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百科事典マイペディア 「生田」の意味・わかりやすい解説

生田【いくた】

兵庫県神戸市,市街中央部の旧区。1980年葺合(ふきあい)区と合し中央区となる。

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普及版 字通 「生田」の読み・字形・画数・意味

【生田】せいでん

新田

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