生石(読み)いきいし

精選版 日本国語大辞典 「生石」の意味・読み・例文・類語

いき‐いし【生石】

〘名〙 囲碁で、目が二つ以上できている石。殺されないで生きている石。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第四三「油断の内に雲が取る山〈風曲〉 生石は十五とつもる空の月〈西関〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の生石の言及

【石】より

…石の信仰伝承は多様である。樹木の根元に置かれた自然石が神の依代(よりしろ)としてまつられたり,道祖神・屋敷神・エビス神の神体として石がまつられるほか,つねに湿り気を帯びていたり,生長し子どもを生むといわれる霊石は生石(いきいし)や子産(こうみ)石,孕(はらみ)石として信仰や説話の対象になっている。また磐座(いわくら)には神が降臨してくると考えられた。…

※「生石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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