生長運動(読み)セイチョウウンドウ

デジタル大辞泉 「生長運動」の意味・読み・例文・類語

せいちょう‐うんどう〔セイチヤウ‐〕【生長運動/成長運動】

植物細胞または器官の不均一な生長によって起こる屈曲運動刺激方向に関係する屈性、関係しない傾性などの運動がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の生長運動の言及

【傾性】より

…これらはすべて刺激の強度変化に応じておこる敏感な運動であることが特徴で,環境変化への一つの適応現象とみなされている。屈曲運動は生長運動growth movementと膨圧運動turgor movementに大別され,前者は植物器官の相対する両側での生長速度の差によって,後者は特定の細胞の膨圧変化による細胞の変形もしくは容積変化によっておこる。生長運動や膨圧運動は,光や温度の変化に即応しておこる場合もあるが,多くの植物では外部の日周リズムに応じておこる。…

※「生長運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android