デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田内千鶴子」の解説 田内千鶴子 たうち-ちずこ 1912-1968 昭和時代の社会事業家。大正元年10月30日生まれ。朝鮮総督府官吏の父にしたがい,7歳のとき家族とともに木浦にわたる。孤児養育施設の木浦共生園で奉仕活動をはじめ,1938年園長の尹致浩(ユン-チホ)と結婚。朝鮮戦争の混乱で夫をうしなったのちも同園をまもる。「韓国孤児の母」としたわれ,1963年韓国文化勲章。昭和43年10月30日死去。56歳。約3万人があつまり市民葬がおこなわれた。高知県出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例