田村松魚(読み)たむら しょうぎょ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田村松魚」の解説

田村松魚 たむら-しょうぎょ

1874-1948 明治-昭和時代前期の小説家
明治7年2月4日生まれ。幸田露伴師事。明治36-42年アメリカに留学。帰国後,同門佐藤とし(田村俊子)と結婚。「北米の花」「乱調子」などをのこしたのみで,もっぱら妻を作家として世にだすことに尽力した。のち離婚。昭和23年3月6日死去。75歳。高知県出身。本名は昌新(まさとし)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の田村松魚の言及

【田村俊子】より

…1902年(明治35)幸田露伴の門に入り,露英の号を与えられ《露分衣(つゆわけごろも)》を発表した。同門の兄弟子田村松魚と恋愛,09年結婚。松魚に勧められて《大阪朝日新聞》の懸賞小説に応募,《あきらめ》が1等当選となり,11年同紙に連載されて文壇に進出した。…

※「田村松魚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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