甲斐甲斐しい(読み)カイガイシイ

デジタル大辞泉 「甲斐甲斐しい」の意味・読み・例文・類語

かいがい‐し・い〔かひがひ‐〕【××斐しい】

[形][文]かひがひ・し[シク]
動作などがいかにも手ぎわよく、きびきびしているさま。「―・く立ち働く」「―・いエプロン姿」
骨身を惜しまずに仕事に打ち込むさま。けなげだ。「―・く看病する」
効果がはっきり現れるさま。物事が期待どおりになるさま。
「いみじう急ぎたたせ給ふもことわりなり。よろづに―・しき御ありさまなり」〈栄花初花
頼りがいのあるさま。頼もしいさま。
「年老い、身―・しく候はで」〈義経記・八〉
[派生]かいがいしげ[形動]かいがいしさ[名]
[類語](1きびきびてきぱきしゃきしゃきはきはきすいすいきりきりしゃんきりりきりっと忠実まめまめまめしい忠実まめやか小忠実こまめ手忠実てまめ足忠実あしまめ筆忠実ふでまめ/(2骨身を惜しまずきちんと規則正しい手取り足取り几帳面まじめ大まじめ生まじめくそまじめ愚直四角四面誠実篤実真摯至誠信実篤厚質実堅実堅気実直謹厳生一本一本気勤勉律儀義理堅い義理立て良心的ちゃんとしっかりしゃんときちんきちんきっちりかっちりがっちり規則的整然目まぐるしい忙しいせわしいせわしない気ぜわしい慌ただしいきりきり舞い東奔西走てんてこ舞い多忙繁忙繁多繁劇多事多端多用繁用席の暖まるいとまもない猫の手も借りたいそそくさせかせか性急拙速多端忙殺怱忙そうぼう倥偬こうそう怱怱そうそう大忙し取り紛れる手が塞がる目が回る応接にいとまがないあくせくこせこせばたばたせっかちあたふた気早気早い大わらわ貧乏暇無しそわそわ右往左往慌てふためく動き回るちょこまかうそうそ倉卒押せ押せてんやわんややいのやいの

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android