画材(読み)がざい

精選版 日本国語大辞典 「画材」の意味・読み・例文・類語

が‐ざい グヮ‥【画材】

〘名〙
絵画で、絵にかく材料となるもの。絵の題材
※外山正一氏の画論を駁す(1890)〈森鴎外〉九「若広大なる画材の府より見るときは、風俗画領域既に狭し」
② 絵をかくために用いる材料。絵の具カンバス、筆の類。
ソフィアの秋(1968)〈五木寛之〉一「画材の費用に悩む事もなくなった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「画材」の意味・読み・例文・類語

が‐ざい〔グワ‐〕【画材】

絵になる材料。絵の題材。
絵をかくときに使う材料。絵の具や筆・画布など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の画材の言及

【絵画】より

…絵画は一般に,平面的な素地(基底材)supportの上に水,油などの媒材で溶いた顔料,または鉛筆,チョーク,パステル等の固形の画材によって,さまざまの形,色を配合してイメージを作り出していく造形芸術である。素地としては紙,羊皮紙,牛皮紙,麻布(キャンバス),絹布,板,ガラス等のほか,壁画や襖絵の場合のように,壁,天井,建具などの建築の一部が用いられることがあり,また壺絵,蒔絵,染織等のように工芸品も用いられる。…

※「画材」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android