番号ポータビリティー(読み)バンゴウポータビリティー(英語表記)number portability

デジタル大辞泉 「番号ポータビリティー」の意味・読み・例文・類語

ばんごう‐ポータビリティー〔バンガウ‐〕【番号ポータビリティー】

携帯電話事業者を変更しても、利用者電話番号がそのまま使える制度およびシステムモバイルナンバーポータビリティー携帯電話番号ポータビリティー番号持ち運び制度番号継続制度MNPmobile number portability)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「番号ポータビリティー」の解説

番号ポータビリティー

電話事業者を変更しても、電話番号を変えなくてもよい制度のこと。特に、携帯電話向けのものを「モバイルナンバーポータビリティー(MNP)」と呼ぶ。ナンバーポータビリティー開始以前は、電話事業者を変えると電話番号を変えざるを得なかったことから、サービス内容に不満があっても事業者を乗り換えることができず、公正な競争を阻害する要因である、と指摘されてきた。2001年3月、固定電話向けのサービスが開始。MNPは06年10月24日に開始され、転入は無料、転出には2100円の手数料が必要となる。ただしMNPの対象となるのは電話番号だけで、電子メールアドレスは変わってしまう。また、同じ移動体通信であっても、PHSはMNPの対象外である。

(西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

IT用語がわかる辞典 「番号ポータビリティー」の解説

ばんごうポータビリティー【番号ポータビリティー】

携帯電話の事業者を変更しても元の電話番号を使用できる仕組み。また、その制度。日本では平成18年(2006)に始まった。◇「mobile number portability」の頭文字から「MNP」ともいう。また、「携帯電話番号ポータビリティー」「ナンバーポータビリティー」「番号持ち運び制度」などともいう。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android