世界大百科事典(旧版)内の番山制度の言及
【森林文化】より
…例えば天狗山と名づけ〈あの山には天狗がいるから入ると怖い〉とか,〈あの森に友達と入ると,帰れなくなる者が出る〉とかなどで,それを親から子へ,子から孫へと代々言い伝えたなど。 (5)番山制度 森林を伐採するとき同じ場所で一度に大量に伐らずに,生産する山と休養する山とを併存させ,場所を変えながらかわるがわる少しずつ伐採する方法。山を荒らさないで生産しつづける仕組みとして,近世初期には考案されていた。…
※「番山制度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」