異父(読み)ことかぞ

精選版 日本国語大辞典 「異父」の意味・読み・例文・類語

こと‐かぞ【異父】

〘名〙 (古くは「ことかそ」) 父を異にすること。また、その父。いふ。
書紀(720)清寧即位前(図書寮本訓)「是の時に吉備の稚媛、磐城皇子の異父(コトカソ)兄々君(えちきみ)、城(き)の丘(つか)前の来目(くめ)

い‐ふ【異父】

〘名〙 母親が同じで父親がちがうこと。多く、異父兄弟、異父姉妹などの形で用いられる。〔色葉字類抄(1177‐81)〕〔礼記‐檀弓上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「異父」の意味・読み・例文・類語

い‐ふ【異父】

母が同じで、父が違うこと。種違い。「異父兄弟」「異父兄」
[類語]種違い種変わり

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