疋田豊五郎(読み)ひきた ぶんごろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「疋田豊五郎」の解説

疋田豊五郎 ひきた-ぶんごろう

1537?-1605 織豊-江戸時代前期の剣術家。
天文(てんぶん)6年?生まれ。疋田新陰(しんかげ)流の祖。上泉伊勢守(こういずみ-いせのかみ)の門弟豊臣秀次(ひでつぐ)につかえた。門人に山田浮月斎(ふげつさい),中江新八ら。慶長10年死去。69歳?上野(こうずけ)(群馬県)出身。名は景兼(かげとも)。号は小伯,栖雲斎(せいうんさい)。通称は文五郎ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の疋田豊五郎の言及

【上泉秀綱】より

…また宝蔵院胤栄(いんえい),柳生宗厳(やぎゆうむねよし)(石舟斎)らも上泉の門下となり,宗厳には1565年(永禄8)新陰流の皆伝印可を与えた。そのほか疋田豊五郎(ひきたぶんごろう),丸目蔵人佐(まるめくらんどのすけ)など優秀な弟子が多く,上泉の道統は近世おおいに隆盛した。【中林 信二】。…

※「疋田豊五郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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