疑懼・疑惧(読み)ぎく

精選版 日本国語大辞典 「疑懼・疑惧」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐く【疑懼・疑惧】

〘名〙 (「ぎぐ」とも) うたがいおそれること。
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)三「こころ、なほ疑懼(キク)(〈注〉ウタカヒヲソレ)をいたきて」
即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉友誼愛情と「未だ聴かざりし時の我疑懼、鬱悶苦悩は幾何なりし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android