痘痕も靨(読み)アバタモエクボ

デジタル大辞泉 「痘痕も靨」の意味・読み・例文・類語

痘痕あばたえくぼ

恋する者の目には、相手あばたでもえくぼのように見える。ひいき目で見れば、どんな欠点でも長所に見えるということのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「痘痕も靨」の意味・読み・例文・類語

あばた【痘痕】 も 靨(えくぼ)

好きになると相手のあばたでもえくぼのように見える。ほれていると相手の欠点も長所のように見える、また、ひいき目で見れば醜いものも美しく見える意にいう。
洒落本・伊賀越増補合羽之龍(1779)通菴内之だん「巖石にひとしき菊石(アバタ)も壱つによってゑくぼと成り」

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