癇声(読み)かんごえ

精選版 日本国語大辞典 「癇声」の意味・読み・例文・類語

かん‐ごえ ‥ごゑ【癇声】

〘名〙 癇癪(かんしゃく)を起こして出す高い声。癇癪声
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一七「藤尾の癇声(カンゴヱ)は鈍い水を敲いて、鋭く二人の耳に跳ね返って来た」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「癇声」の意味・読み・例文・類語

かん‐ごえ〔‐ごゑ〕【×癇声】

癇癪かんしゃくを起こしたときの高い声。「癇声でしかりつける」

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