癌の種類(読み)がんのしゅるい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「癌の種類」の意味・わかりやすい解説

癌の種類
がんのしゅるい

癌は悪性腫瘍とも呼ばれ,周囲の組織を破壊的に増殖転移して宿主を死亡させるのが特徴である。これに対し良性腫瘍は周囲の破壊や転移はなく,かなり大きくなっても手術で切取ってしまえば生命にかかわることはない。癌は臓器の表面をおおう上皮細胞から生じる悪性腫瘍で,上皮に包まれた内部細胞から発生するものは肉腫といい,骨肉腫,リンパ腫などがある。血液の癌では白血病があり,通常,肉腫,白血病を含めた悪性腫瘍の代表名として「癌」が使われる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android