発出(読み)はっしゅつ

精選版 日本国語大辞典 「発出」の意味・読み・例文・類語

はっ‐しゅつ【発出】

〘名〙
① ある物事状態が生じて外に現われること。また、現わし出すこと。
※古活字本毛詩抄(17C前)一七「そとへ発出して背にないてのけいぞ」
発疹が出ること。
※遁花秘訣(1820)牛痘の益及秀勝の弁「或は発出せんとするときに適当の法を施さざれば、死亡の者尚多」
③ 出発すること。送り出すこと。
読本英草紙(1749)三「早々発出(ハッシュツ)して地府に滞らしむる事なかれ」

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デジタル大辞泉 「発出」の意味・読み・例文・類語

はっ‐しゅつ【発出】

[名](スル)
国や自治体などが、広く世間に知らせること。「ポツダム宣言発出」「公文書発出する」
ある物事や状態が現れ出ること。また、現し出すこと。
「一大事変を―せんと」〈竜渓経国美談
出発すること。
「早々―して、地府に滞らしむる事なかれ」〈読・英草紙・三〉

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普及版 字通 「発出」の読み・字形・画数・意味

【発出】はつしゆつ

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