登営(読み)とうえい

精選版 日本国語大辞典 「登営」の意味・読み・例文・類語

とう‐えい【登営】

〘名〙 =とえい(登営)〔布令必用新撰字引(1869)〕
江戸から東京へ(1925)〈矢田挿雲〉一三「義公一人は〈略〉小石川邸の庭に降り遙かに京師に向って皇室を拝し、それから家門祖宗たる源氏代々と、家康以下の父祖を拝し、初めて登営(トウエイ)したのである」

と‐えい【登営】

〘名〙 幕府役所本城などに参上すること。また、軍人がその本属部隊の営所へはいること。登城とうえい
※慈照院殿年中行事(1509)三月二日「節朔には無登営

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デジタル大辞泉 「登営」の意味・読み・例文・類語

と‐えい【登営】

幕府に出仕すること。また、軍人が所属の部隊の営所に入ること。とうえい。

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