登臨(読み)とうりん

精選版 日本国語大辞典 「登臨」の意味・読み・例文・類語

とう‐りん【登臨】

〘名〙
① 高い所に登って、下をながめわたすこと。
懐風藻(751)秋日於長王宅宴新羅客〈下毛野虫麻呂〉「觴兮詠兮、登臨之送帰易遠」
※日本文学史骨(1893)〈北村透谷〉一「唯利論の絶頂にまで登臨して見ても」 〔孟浩然‐与諸子登硯山詩〕
君主の位について民を治めること。

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デジタル大辞泉 「登臨」の意味・読み・例文・類語

とう‐りん【登臨】

[名](スル)
高い所に登って下方を眺めること。
君主の位について人民を治めること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「登臨」の読み・字形・画数・意味

【登臨】とうりん

山に登り、水に臨む。〔晋書、阮籍伝〕或いはを閉(とざ)して書をを累(かさ)ねて出でず。或いは山水に登臨し、日を經て歸ることをる。

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