登降（読み）とうこう

精選版 日本国語大辞典

とう‐こう ‥カウ【登降】

〘名〙

① 昇ることと降りること。昇ったり降りたりすること。あがりおり。昇降。

※考史遊記（1954）〈桑原武夫〉「三百米を登降したことは身体を好調にした」 〔墨子‐非儒下〕

② ふえることとへること。増減。

※制度通（1724）八「天下の墾田二百九十五万三千三百余頃あり、その後時によりて登降あり」

③ 尊いことと卑しいこと。上下。尊卑。〔春秋左伝‐桓公二年〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

とう‐こう〔‐カウ〕【登降】

山道などを、のぼったり、くだったりすること。のぼりくだり。

出典　小学館

普及版 字通

【登降】とうこう（かう）

昇降。進退。〔史記、孔子世家〕（晏嬰曰く）今孔子は、容をんにし、登の禮、趨詳（翔）(すうしやう)のをくし、累世其の學を殫(つく)すこと能はず、當年其の禮を究むること能はず。

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出典　平凡社「普及版 字通」