精選版 日本国語大辞典 「白書院」の意味・読み・例文・類語
しろ‐しょいん ‥ショヰン【白書院】
〘名〙 (「しろじょいん」とも) 近世、武家住宅内の建物の一つ。柱は白木(しらき)で、漆などを塗っていない書院。江戸城本丸御殿では一番主要な大広間の次にあり、表向きの部屋として儀式を行なったり、来客と対面したりするのに用いた。対面所とも。黒書院はこの奥にある。
※俳諧・類船集(1676)之「御城中にも白書院くろ書院とて有と也」
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