白根山(群馬)(読み)しらねさん

百科事典マイペディア 「白根山(群馬)」の意味・わかりやすい解説

白根山(群馬)【しらねさん】

群馬県北西部,長野県境近くにある活火山草津白根山とも呼ばれる。標高2160m。南にある本白根山(2171m)と双子(ふたご)火山をなす。山頂の噴火口底に三つの火口湖があり,湯釜は最大で,1882年以来数回活動。上信越高原国立公園に属し,シャクナゲ群落(天然記念物)がある。草津温泉に近い殺生河原からロープウェーが通じ,志賀草津高原ルートが山頂近くを通る。万座側からもリフトがある。山頂周辺は一部,有毒ガスの発生で立ち入りを規制しており,気象庁観測を続けている。
→関連項目日本百名山

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