白蓮(読み)ビャクレン

デジタル大辞泉 「白蓮」の意味・読み・例文・類語

びゃく‐れん【白×蓮】

白いハスの花。はくれん。 夏》「―やはじけ残りて一二片/蛇笏
ハクモクレン別名
心が清らかでけがれのないことのたとえ。

はく‐れん【白×蓮】

白色のハスの花。びゃくれん。
ハクモクレンの別名。 春》

びゃくれん【白蓮】[人名]

柳原白蓮

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「白蓮」の意味・読み・例文・類語

びゃく‐れん【白蓮】

[1] 〘名〙
① 白い蓮(はす)の花。はくれん。《季・夏》
本朝文粋(1060頃)一三・為左大臣供養浄妙寺願文〈大江匡衡〉「霑朽壌於甘露之泉、手播白蓮之種」 〔旧唐書‐白居易伝〕
② 心が清浄で汚れのないことのたとえ。
徒然草(1331頃)一〇八「謝霊運法華筆受なりしかども、〈略〉恵遠、白蓮の交を許さざりき

はく‐れん【白蓮】

〘名〙
① 白色の蓮の花。びゃくれん。《季・夏》
② 「はくもくれん(白木蓮)」の異名。《季・春》
臼田亜浪集(現代俳句全集所収)(1947)〈臼田亜浪〉「はくれむや起ちゐのかろき朝来り」

しら‐はす【白蓮】

〘名〙 白い蓮の花。びゃくれん。
※俳諧・水の月(1791)「しら蓮の清きを露の手向哉〈花来〉」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「白蓮」の解説

白蓮 (ハクレン・ビャクレン)

植物モクレン科の落葉高木,園芸植物,薬用植物。ハクモクレンの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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