白鬼(読み)しろおに

精選版 日本国語大辞典 「白鬼」の意味・読み・例文・類語

しろ‐おに【白鬼】

〘名〙 (白粉をつけた鬼の意) 明治の初め頃、酌婦売笑婦をいった語。しろくび。しらくび。
※にごりえ(1895)〈樋口一葉〉五「誰れ白鬼とは名をつけし、無間地獄のそこはかとなく景色づくり、何処からくりのあるとも見えねど」

はっ‐き ハク‥【白鬼】

〘名〙
① しろおに。
淫売婦異称

はく‐き【白鬼】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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