百一物(読み)ひゃくいちもつ

精選版 日本国語大辞典 「百一物」の意味・読み・例文・類語

ひゃくいち‐もつ【百一物】

〘名〙 (「百」はすべてのものの意) 僧が、三衣一鉢(さんえいっぱつ)または六物(ろくもつ)など、生活必需品として必要なものはそれぞれただ一つだけ所持が許されていることをいう。
随筆・南屏燕語(1826)三「百一物。薩婆多に百一之外皆是長物。百は凡百の百なり」 〔釈氏要覧‐中〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「百一物」の意味・読み・例文・類語

ひゃくいち‐もつ【百一物】

僧の生活用品の総称三衣一鉢さんえいっぱつなど、それぞれ1個ずつ所持を許されているもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android